補聴器が壊れないために湿気対策を知りたい
知っていますか?補聴器は精密機械であって湿気が弱いことを。
湿気対策をしないと、補聴器が壊れますよ…。
「知らなかった!」「湿気対策を教えて!」という方の為に3つの湿気対策について解説していきます。
今回の記事のきっかけでその対策を知って実施すれば、大切な補聴器が壊れにくく長持ちになりますよ!
特に梅雨と冬には湿気と結露が起きるため補聴器が壊れやすい!
補聴器は精密機械で湿気に弱いため故障するケースがよくあります。
特に梅雨と冬だと、多いです。
梅雨は湿度が高く、冬は気温差で結露ができやすく、こういった原因で大切な補聴器が壊れてしまいます…。
壊れたら
数万円以上かかることも…!
湿気と結露は補聴器にどんな影響受けるのか
湿気や結露はお使いの補聴器のマイクやスピーカーに影響を受けます。
特に耳かけ型補聴器では、イヤモールドと本体をつなぐチューブ(透明な官)を詰まってしまうと、補聴器の不具合が起きたり、腐食したりする恐れがあります。
次のような兆候が見られたら補聴器に問題があるかもしれません。
- 騒音が大きくなると補聴器の音が途切れる。
- 音が聞こえなくなる、または途切れがちになる。
- 雑音や異音が聞こえる。
- 音がはっきりしない、または歪んでいるように聞こえる。
- 補聴器が完全に動作を停止したと思ったら、また動作し始める症状を複数回経験した
ちなみに私の実体験ですが、補聴器から音が聞こえなくて「壊れたんじゃね?」と疑い、専門店に行って点検してもらったら、
「湿気のせいで聞こえにくくなってますね。湿気を取り除かないとこうなりますよ。」
と、言われたことがありました…(反省)
こういうことにならないように、きちんと湿気対策をしましょう!
補聴器が壊れないための3つの湿気対策
湿気対策は3つあります。
- 使わないとき補聴器専用の乾燥ケースに入れる
- 耳掛け型補聴器のチューブの中に尖ったティッシュで結露で溜まった水を取り除く
- 補聴器の耳栓(イヤモールド)の穴に耳垢を取り除く
1.使わない時は補聴器専用の乾燥ケースに入れる
補聴器を乾燥ケースに入れずにほったらかしにすることが多いですが、実は良くないです。
空気中に湿気があり、湿度が高ければ高いほど補聴器の中に水が溜まりやすくなります。
湿気を取り除く役割がある乾燥ケースに入れないと故障になる恐れがあります。
なので、使わない時は必ず入れましょう。
2.耳掛け型補聴器のチューブの中に尖ったティッシュで結露で溜まった水を取り除く
チューブはイヤモールドと本体をつなぐ透明な官です。
特に冬では結露が起きやすい季節です。
チューブの中に水が溜まり聞こえにくくなる原因なので、尖ったティッシュで取り除きましょう。
3.補聴器の耳栓(イヤモールド)の穴に耳垢を取り除く
「湿気を取り除いたのになぜ聞こえない…?」
もしかすると、補聴器の耳栓の穴に耳垢を詰まっていませんか?
詰まると補聴器の音が耳へ伝わらなくなりますので、ティッシュや乾いた布などでお掃除してください。
ちなみに耳掛け型補聴器やポケット型補聴器の耳栓は取り外しができます。
耳栓部分だけ水洗いしてよく乾かしてから取り付けてください。
おまけ:耳掛け型補聴器を使用するなら汗カバーが効果的
3つの湿気対策を紹介しましたが、もう1つのおまけです。
耳掛け型補聴器本体に布製のカバーをかぶせて使用する汗カバーは知っていますか?
汗カバーを使用することで補聴器本体への直接的な汗の付着・浸透を軽減できるので効果的です。
詳しくは以下の記事をご参照ください。
まとめ:補聴器を壊れないようにきちんと3つの湿気対策をしよう!
今回は補聴器の3つの湿気対策について解説しました。
大切な補聴器を長持ちさせるために定期的に湿気対策をすることを心がけましょう。
乾燥ケースと乾燥剤をまだお持ちでない方は補聴器の湿気対策のために使うことをオススメします。
以下の記事では「耳掛け型補聴器をお手入れする3つの方法」について解説していますので、ぜひ併せて読んでみてください。
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