- 就労継続支援A型とB型の違いが分からない…
就労支援サービスを初めて使う人にとっては、
「就労継続支援A型とB型があるけど、どんな違いがあるの?」
と思いますよね。
私もそうでしたし、その違いについてを実際に相談支援員と自治体の福祉課の職員から説明していただきました。
それで、
「なるほど、そういう違いなんだ!」
と理解できたので、分かりやすく解説していきますね!
【そうだったのか!】就労継続支援A型とB型の違い
就労継続支援とは、
障害者総合支援法に基づく福祉サービスの1つであり、
一般企業での就労が難しい障害のある方、もしくは難病を持つ方に職場環境を提供し、働く上で必要な知識・スキルを身につけるように支援を行うサービスです。
就労継続支援A型とB型の違いについては以下の通りです。
項目 | 就労継続支援A型 | 就労継続支援B型 |
---|---|---|
平均給料(令和2年度) | 79,625円 | 15,776円 |
年齢制限 | 18歳以上65歳未満 | 制限なし |
雇用契約有無 | 有 | 無 |
利用期間 | 制限なし | 制限なし |
利用料の自己負担 | 世帯収入に応じて上限が定められる | 世帯収入に応じて上限が定められる |
最大の違いは、雇用契約の有無です。
雇用契約の有無によって、貰える給料が異なります。
A型は結んでいるのでアルバイト・パート並の給料を貰えますが、B型は結んでいないので生産した分=工賃を貰う形となります。
就労継続支援A型の詳細
就労継続支援A型とは、雇用契約を結んだ上で一般就労を目指して働く支援事業です。
雇用契約を結んでいますので、給料(最低賃金以上)が発生します。
- 就労の機会の提供
- 生産活動の機会の提供
- 就労に必要な知識及び能力の向上のために必要な訓練
など、様々な就労支援サービスをしてくれます。
勤務形態は基本的に一般就労と変わらないが、1日の勤務時間が短い点が特徴です。
法的に週に20時間以上(1日4時間程度)
働くことが決まっているよ!
就労継続支援A型の対象者
- 特別支援学校を卒業して就職活動をおこなったにもかかわらず、雇用に結びつかなかった方
- 就労移行支援事業所などの利用で就職活動をおこなったにもかかわらず、雇用に結びつかなかった方
- 企業での就労経験がある方で、離職を経て現在働いていない方
就労継続支援A型の仕事内容
- パソコンによるデータ入力代行
- カフェやレストランのホールスタッフ
- ご当地ストラップなどのパッキング
- 車部品などの加工
- インターネットオークション作業代行
一般就労と同じように働くことができるよ!
就労継続支援B型の詳細
就労継続支援B型とは、雇用契約を結ばず、A型・一般就労を目指して働く支援事業です。
雇用契約は結んでいないので、生産した分から工賃が発生します。
- 就労の機会の提供
- 生産活動の機会の提供
- 就労に必要な知識及び能力の向上のために必要な訓練
A型と同じく様々な就労支援サービスを提供してくれます。
障害や体調にあわせて自分のペースで働くことができるため、一般就労や就労継続支援A型事業所への移行に必要なスキルを習得することが期待できます。
就労継続支援B型の対象者
- 企業での就労経験がある方で、年齢や体力の面で一般企業での雇用が困難となった方
- 就労移行支援事業者などの利用で、アセスメントにより就労面の課題が把握されている方
- 50歳に達している方
- 障害基礎年金1級を受給している方
就労継続支援B型の仕事内容
- 名入れ刺繍などの手工芸
- 部品加工
- 農作業
- 衣類のクリーニング
- 喫茶店での調理
- パンやクッキーなどの製菓…など
どれも生産活動で、
自分のペースで働けるよ!
就労継続支援A型とB型のどちらかがオススメ?
以下によって、就労継続支援A型とB型のどちらかが向いていると言われています。
- 障害
- 体調
- 就労目標
- 希望の働き方
状況や希望に合った就労継続支援事業所を探すために、
市区町孫村の窓口やハローワークなどで相談してみよう!
就労支援サービスを利用するためには、受給者証が必要!
就労支援サービスを利用するためには、受給者証が必要です。
これがないと利用することができませんので、働くことを考えている方はお早めに発行しましょう。
詳しくは、「【たった4ステップ】受給者証を発行する手続きについて」をご覧ください。
まとめ:就労継続支援A型とB型の最大の違いは、雇用契約の有無である!
今回の記事は「【必見】就労継続支援A型とB型の違いについて」を解説しました。
就労継続支援A型とB型の最大の違いについてまとめると、
- A型…雇用契約あり。給料は最低賃金以上
- B型…雇用契約なし。給料は生産した分=工賃
ということになります。
違いを理解した上で自分に合うように選びましょう!
「今すぐ探したい!」という自分に合った就労移行サービスができる事業所を探している方は
以下のサイトがオススメですので、ぜひご検討してみてはいかがですか。
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